ホーチミンのミエンタイバスターミナルから行くバス旅|300㎞を730円で走破する!【ベトナム旅行】
ベトナム国内は、鉄道の本数が少なくルートもかなり限られます。
なので、体力があれば陸路で長距離を移動するならバスの旅がお勧め。
優雅な飛行機の旅もいいですが、外国人観光客たちとワイワイ騒ぎながら行く、長距離バスの旅も風情があっていいもんです。
ホーチミンのミエンタイバスターミナルから、南西部のキエンザン省ハーティエンバスターミナルまで行く旅をご紹介します。
ちなみにベトナムでは、列車の旅でランク(等級)の高い座席にすると、飛行機よりも価格が高くなることがあります。
時間と予算に余裕のある時にはのんびりしていいんですがw
憧れのベトナム統一鉄道の旅!でも飛行機より価格が高かった【ベトナム旅行】
バスに乗ってのんびり旅に出よう!
ホーチミンの主要なバスターミナルは4カ所あるよ!
ホーチミンの主なバスターミナル
■ もくじ ■
ベトナムのホーチミンから、国内の中・長距離の旅に出るバスターミナルは4カ所あるので、行きたい方角から選べます。
その他、ハノイやダナンなどの大きな街へは、比較的どのバスターミナルからでも出発できます。(念のため、あらかじめご確認ください)
※ハノイとホーチミンは直通のバスがありません。途中で乗りかえます。
ホーチミンから長距離バスが出ている、4カ所すべてのバスターミナルの地図を載せておきます。
ミエンドンバスターミナル
ホーチミン市の北側にあるので、主に北部方面へ行くバスが出ています。
ミエンタイバスターミナル
南西の方角にあります。
メコンデルタ方面の街〈ミトー・カントーなど〉に行ったり、ラッチジャー・ハーティエンまで行ってフーコック島に向かう場合にも利用できます。
チョロンバスターミナル
ホーチミンの西側にあります。
クチ行きのバスに乗りたいなら、こちらのチョロンバスターミナルが便利です。
ちなみに、チョロン地区はホーチミン屈指のチャイナタウンです。
中華系の住人が多いので、近くには餃子などの中華料理が美味しい店もたくさんあります。
時間があれば明るいうちにぶらぶら食べ歩くのもいいですよ~
布の街なので、生地ばっか置いてある問屋市場もあります。
ただし、治安が悪いのでスリやひったくりには注意してください。
男性の方でも夜に一人では行かないでください。
ちなみに、チョロンバスターミナルの隣には有名なチャータム教会があります。
1963年のクーデターで初代大統領が暗殺された場所ですね。
実際に行ってみると、そんな雰囲気が漂っています。
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9月23日公園バスターミナル
市内中心部から最も近いバスターミナルです。
ブイヴィエン通りやデタム通りのすぐそば。
9月23日公園の隣にあります。
バスの乗り方
バスのチケットを買う方法は、3通りあります。
1 観光会社で買う
2 窓口で買う
3 バス会社のチケットをネットで買う
下に行くにつれて難易度が高くなるので
慣れておられなければ、観光会社で買うのがお勧めです。
価格もそんな違いません。
また、一般のバスより観光会社で手配するバスやネットで買えるチケットの方が値段も高くて豪華なバスです。
日本の長距離バスに乗る運賃を考えれば差はわずかかと。
値段の高いバスは外国人も多く、シートも綺麗なことが多いです。
それでもトイレがないことが多いです。
②の、ベトナムの現地の人々が主に利用するバスは一番安いですが、あちこちボロかったりします。
ベトナムの現地っ子と仲良くなりたい場合には、いいかもしれませんね~
今回の記事は観光会社で買ったチケットでのバスの利用方法を書きます。
下の写真のオレンジの枠にあるように、
BX MIEN TAY ⇔ BX HA TIEN(ミエンタイ⇔ハーティエン)
を往復しているバスです。
BXというのは、ベンセー(バスターミナル)の略です。
では、ホーチミンのミエンタイから、南西部のハーティエンまで行きましょう!
ミエンタイから、ハーティエンまで行ってみよう。
移動は8時間
夜の22:30に出発して翌朝の6:30に到着する予定なので、約8時間のバス旅になります。
チケットの価格は160k(160000ドン)でした。
日本円にすると730円くらい。
(2020年4月のレートです)
8時間もバスに乗って700円台って…。
でも、これがベトナムのバス旅ですw
ツアー会社で購入するならその会社のオフィス前か、指定された場所に集まります。ピックアップポイント(待ち合わせ場所)をよく聞いて早めに行きましょう。
たいてい小さなマイクロバスが迎えに来て、乗客をピックアップしながら進んでいきます。
もしバスターミナルで直接チケットを購入するのなら、十分前もって買っておいて、やはり早めに行って待ちます。
荷物は預けます
バスのお腹の部分に荷物置きがあるので、大きな荷物はあらかじめ預けます。
預ける時に行き先を聞かれます。
バスの運転手をするような年齢(50代~)のベトナム人のおっちゃんは、たいてい英語が分かりません。
ベトナム語で早口で言われて何がなんだか意味不明なんですが、乗る時や荷物を預ける時に何か聞かれるとすれば「どこで降りるか」なので、降りる場所を答えてください。
ところどころで乗客が降りるので、早めに降りる乗客の荷物は出しやすいように手前に置いとくようです。逆に終点まで乗るなら奥に置かれます。
貴重品は手離さないで下さい!
財布やパスポートなどは、枕元に置けるような小さなカバンなどに入れておいて、休憩の時なども常に肌身離さず身に着けてください。
僕は経験したことがないんですが、荷物の取り違えや紛失なども”まれ”にあるようです。
念のため荷物の紛失にも使える保険をかけておくといいです。
走ってるときは結構揺れるので、上からスマホやなんかが落ちてくることがあります。ご注意を…。
車内は?
かなり弱いですがWi-Fiが飛んでることが多いです。
充電はできません。
モバイルバッテリーを使いましょう。
かなりいいVIPバスならば、電源が付いていることがあります。
スリーピングバスなので、ほとんどフラットになるくらい座席を倒せますし、足元も伸ばせます。
二段ベットのようになってます。
階段を上ったり下りたりしなくていい下の方が価格がちょっと高いですが楽です。
【モバイルバッテリー】は旅行先でも外出先でも頼れる相棒|こいつなしじゃ、もはや安心して動けない。アンカーの大容量タイプ
ミエンタイバスターミナルからハーティエンまでをグーグルマップでルート検索すると距離は298㎞。
所要時間は6時間43分です。
日本だと東京から新潟ぐらいの距離
途中、2回休憩しました。
バスが何台も停まれる広さのドライブインで、食事やトイレなどができます。
なぜか野菜や果物の市場もあります。
旅人が買うのかなぁ…。
停車場所にもよりますが、トイレが有料の場合もあるので、お釣りでもらう小額紙幣を持っておくとよいです。
有料といっても、2000~5000ドン(10~25円)くらいです。
トイレ休憩の時間は不明
先ほども書きましたが、運転手のおっちゃんはほぼ英語ができません。
その場合、
休憩時間の終了もベトナム語でのみ言われます。
なので出発時間が分からなければ、同じバスに乗っている人、特にベトナム人から離れないようにするといいですね。
欧米系の外人バックパッカー達は、トイレを済ませて早々にバスの中で待機してたりもします。
バスの写真を撮っておく
車体の色と形が全く同じバスが何台も並んで停まることがあります。
間違えないようにスマホで自分の乗ってるバスのナンバーを撮っておくといいです。
それと、くどいようですが貴重品はずっと持っておいて下さい。
予定よりも早くハーティエンに着きました。
ここはカンボジアの国境近くなので、住む人たちも見た目はカンボジア人に近くなります。
この港町であるハーティエンのフェリーターミナルから、「ベトナム最後の楽園」ともいわれるフーコック島に行けます。
船に乗って1時間半くらいかな。
フーコック島ものんびりしてお勧めの観光地なので、せっかくハーティエンまで来たなら船で行って、ぜひ何泊かするといい思い出になりますよ~。
では、今回はバスでホーチミンから南西部のハーティエンまで行くバス旅のご紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
またお会いしましょう(-ω-)/
ポリフェノール
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