ドンハー門の行き方!ハノイ旧市街お勧め観光スポットの東河門|周辺から名前の由来と東京との意外な関係まで【ベトナム旅行】
まるで京都の雅な雰囲気と東南アジアの力強い情熱が混在した街ハノイ。
訪れるたびに胸の高鳴りが抑えられません。
ハノイ観光では必ずと断言してもよいほど、旧市街にも行くことでしょう。
旧市街の見どころはたくさんありますが、名跡でありながら日本のガイドブックには意外と小さくしか取り上げられていないのがドンハー門。
ベトナムっ子に聞くとハノイ在住でなくてもたいていは知っている名所なので、ぜひ訪れてみて欲しいところ。
ドンハー門の名前の由来から行き方、すぐ近くのワンタン麺、ミーヴァンタンの人気店もご紹介します。
ハノイ観光の隠れた名所【ドンハー門】に行こう!!
※ちなみにベトナムの中部のクアンチ省に人口8万人ほどのドンハ市(東河市)があります。こちらは全く別の街で南北戦争の時代には南側のベトナムの最北端の街として、アメリカ軍の基地がありました。
ハノイの旧市街の外れにあるドンハー門
■ もくじ ■
こんにちわ、ポリフェノールです!
これから実際の写真を見ながら、一緒にハノイの旧市街の街歩きをながらドンハー門を目指しましょう。
ベトナムでは昔ながらの行商をして生活している人たちをよく見かけます。
上の写真は旧市街でサンダルや靴を売って歩いている女性。
『よく落ちないな~』と感心するくらい商品をリヤカーに山盛りにして行商をしています。
人によって鈴を鳴らしたり、売り声を出したり。
天秤棒で担いでる姿もあります。
昔の日本でも同じように、肩に荷物を背負って家々を回りながら商いをしていたんですよね。
落語の唐茄子屋という演目の中で「先ざきの時計となれや、こあきんど」というくだりがあったのを思い出します。
余談ですが、噺家の中でも古今亭志ん朝の「唐茄子屋政談」が一番面白いと思うので機会があればぜひ聞いてみてください。
無免許のバイク少年たち
日本では考えられないんですが、ベトナムをはじめ東南アジアでは無免許であろう小学生~中学生くらいの少年たちがバイクで走ってる光景をよく見かけます。
免許どころかヘルメットさえ着けずに二人乗り三人乗りしています。
そのまま交通整理してる警官の前を通り過ぎてもなんのその、誰もとがめません。
バイクが庶民の日常の足となり、気持ちがおおらかなので決まりごとに執着しないんでしょうね。
横目で見ながら『こういう環境なら子供たちもストレスが溜まらないだろうなぁ~』といつも感心しています。
そんなわけで、ベトナムの子供たちの無邪気さはハンパありません。
学校でもいじめは少ないです。
国は裕福でなくとも、のびのびと育っている彼ら彼女らを間近で見れば、きっとあなたも微笑ましくなると思いますよ~
ドンハー門への行き方
話を戻してドンハー門への行き方についてです。
旧市街の中心部、ホアンキエム湖の辺りから徒歩で向かうのであれば30分くらいでしょうか。試しにマップ検索したら徒歩の所要時間は約13分となってましたが、道が狭いのとあちこち寄り道したりすることも計算に入れて多めに考えておくとよいでしょう。
今はスマホとSIMカードさえあれば何の苦労もなくナビしてくれるので、お持ちの方はドンハー門にチェックを入れて「経路」のボタンを押しさえすれば、現在地からのルートを案内してくれます。
グーグルマップの地図はこの記事の最後の方に埋め込んでおくので参考にされて下さい。
もしもあなたが「文明の利器には頼らん!」という頑固な方だった場合に備えて、別の方法もご案内します。
ベトナムには道路に名前が付けられていて、ドンハー門はハンチエウ通りの突き当り、ダオズイトゥ通りとタインハー通りがぶつかる地点にあります。
地図を見ながらでないと、何のことやらさっぱり分からないはずなので、お手持ちの地図を見ながら【ハンチエウ通り・ダオズイトゥ通り・タインハー通り】を探してみてください。
その三つの通りの合流しているところがドンハー門です。
ほら、歩いていたら前方に見えてきましたよ!!
ドンハー門の名前の3つの由来
名前のルーツについて、ちょっとだけご紹介します。
ドンハー門は漢字では「東河門」、ベトナム語では Ô Quan Chưởng (オクアンチュオン)と書きます。直訳すると司令官とか団長といった意味になりますが、この名前の由来は3つあります。
1 門の管理人が隠居した時に、この門の隣に家を建てたから。
2 門の番人のあだ名だった。
3 1873年11月20日のフランスによるハノイへの初めての攻撃の時に戦った指揮官と100人の兵士たちを記念して名付けられた。
特に3番の説が有力とのことです。ウィキペディアのベトナム語版にはドンハー門の名前については3の説明だけが載っていました。
日本語のウィキペディアにはドンハー門については載ってないです。
かつてのタンロン城(昇龍皇城)の16あった門のうちの残っている唯一の門なので、とっても貴重な建築遺産なんですね。
他の15の門はフランスの統治時代に壊されてしまいました。
ちなみにタンロンというのはハノイと呼ばれる前の呼び名です。
江戸⇒東京のように、タンロン⇒ハノイと名前が変わったというわけです。
ハノイと東京
おもしろい事実があります。
ハノイの旧称のタンロンは漢字で昇龍と書いて龍が上る事を意味しますが、実はそれ以外にも東京と呼ばれていたことがあります。
正確な読み方は「トウキョウ」ではなく、ドンキン・トンキンという呼び方ですが、ハノイの旧称が漢字で書いて東京だなんて、なんだか親しみを感じますよね。
あ、ベトナムは中国に支配されていたこともあって、漢字をよく使いますし中華系の住人もとても多いです。ベトナム人はベトナムのことを小中国と呼ぶこともあるくらい。
さて、下の写真をご覧ください。
ドンハー門の左脇の内部の様子です。
バイクで休んでいる男性がいますが、奥行きがかなりあるのが分かると思います。
このドンハー門は外敵の攻撃を防ぐだけでなく、洪水からも市内を守る役目も果たしていました。
そうやって改めてドンハー門も見てみると、古代のベトナムの人々が敵国だけでなく水害とも戦っていた様子が思い浮かびます。
ドンハー門は由緒正しい史跡なんですが、ハノイの現地人にとって完全に生活に溶け込んでいます。
タンロン城の名残であるとともに、生まれた頃からそこにある建築物。
ベトナムの歴史上の稀少な重要文化財を、歩行者やバイクが絶えず行き来しています。
近くにはハノイ名物ミーヴァンタンの超人気店も
いっぱい歩いたら、お腹が減っちゃった~
よし、とっても美味しいベトナム風ワンタンメンを食べよう!
mỳ vằn thắn(ミーヴァンタン)
mỳ(ミー)は麺のことで、vằn thắn(ヴァンタン)はワンタンのこと。
つまりベトナムのワンタン麺です。
ドンハー門のすぐ側に、ひっきりなしに常連客が来る人気店のフーンべオがあります。
わずか150円くらいで、絶品の海鮮ワンタン麺が食べられるうえに、早くて旨い!!
ここのミーヴァンタンだけは、ぜひ食べて欲しいです。
お昼時だと混んでいるので時間をずらした方がいいかもしれまん。
ミーヴァンタンの名店フーンべオについてはコチラの記事に詳しく書いています。
時間を問わず頻繁に現地人の客が訪れているうえに、お昼は大混雑なので少し空いているところを狙うとゆっくり食べられるかも。
ほんとは前払いなんですが、日本人だったり常連客だと食い逃げしないので後払いでOKなこともあります。
お勧めメニューは二つです
ほとんどの客が食べている定番ニューはズバリ、ワンタン麺とワンタンスープ。
オーダーの仕方が分からなければ店員さんに下の文字を見せてください。
★ワンタン麺 Mì Vằn Thắn
(スープ付き Mỳ Vằn Thắn Nước)
(スープなし Mỳ Vằn Thắn Trộn)
★ワンタンスープ Sủi Cảo
それ以外は下のメニューもあります。
Hủ Tíu Nước
Hủ Tíu Trộn
価格はどれも35000ドン(150円ちょぃ)
グーグルマップで見るとこうなります。
シーフードの美味しい出汁とワンタンと麺が絡まって何度も通っちゃうくらいクセになる味です。
ぜひ行ってみてください。
ドンハー門の地図
ドンハー門はさっきのフーンべオの目の前なので、そこまで行ければ間違いありませんが、念のため地図も埋め込んでおきます。
あらかじめグーグルマップで登録するとかすれば、簡単に行けますよ~
今回は、ハノイ旧市街の隠れた名所【ドンハー門・河東門】について写真と一緒にご紹介しました。
ベトナムにはまだまだ魅力たっぷりのお勧め観光スポットが無限にあります。
随時ご紹介していくので、お気に入り登録などして頂けるとうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
またお会いしましょう!!
ポリフェノール
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