楽天クレジットカードの海外旅行保険が適用範囲を縮小へ|今後は携行品損害が除外されるのでご注意を|2022年6月1日から

コロナ禍で遠のいていた旅行に客足が戻りつつある。安心して海外に行ける準備が整い次第、チケットを予約して旅に出たいものだが、クレジットカード各社で海外旅行保険の規約の変更も進んでいる。

改定されても、たいてい所有しているカード会社からさりげなく変更点が書かれたメールが送られてくるだけなので、よく読まないと最新の補償内容と金額を勘違いしてしまうこともあるので注意したい。というか無駄な宣伝メールに埋もれてしまって読まないことすらある。

今回は無料の楽天カード海外旅行保険の保障が2022年6月1日から縮小されたので、どこが変わったのかを簡単に解説する。便利なシステムである反面、頻繁に内容が改正(改悪)されるので変更点を把握しておこう。

ガイドの萌萌ちゃん

楽天カードの海外旅行保険の条件が、また厳しくなっちゃった!

ポリフェノール

2022年6月から携行品の保障がされなくなるので注意しよう。

飛行機の窓と万年筆【海外旅行】
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無料の楽天カードの海外旅行保険

海外旅行に出かける前に入っておくべきなのが「旅行保険」

万が一の場合に備えて、有料の保険に加入することもあるし、無料のクレジットカードを持つことで簡単に保証を受けることもできる。

もちろん、保険会社の有料の海外旅行保険の方が補償内容や金額は手厚いが、契約金額が高額になりがちだ。そこで、無料のクレジットカードを複数枚持っていくことで、海外でも安心して旅することができるというわけだ。

例えば、旅行中に急な病気になったり、ケガをするリスクがある。事故にあっても加害者である車やバイクが走り去ってしまうこともありうる。また、ホテルの備品を壊したり風呂場の水をあふれさせて損害賠償を請求されることも…

そうした、「万が一」に備えて海外旅行保険付きのクレジットカードを持つことは常識となっているが、規約が細かな字で書いてあるうえ、頻繁に補償内容が改変されることがある。

2022年6月1日から、楽天カードの海外旅行保険の保障が変更となる。

※有料の楽天プレミアムカードは除く(詳細はご自身の持っているクレジットカードをもとに、楽天カードの公式サイトで確認してください)

楽天カードの海外旅行保険の変更点

これまでは、無料版の楽天カードでも【携行品損害】という項目が、1年間20万円を上限として補償を受けられた。

これが、今後は保障対象から外されることになる。下の一覧表を見てほしい。楽天カードの海外旅行保険公式サイトより

楽天カードの海外旅行保険の変更点の表の写真

赤い枠で囲った部分が改定後の変更点となる。

1賠償責任

これまでは1事故につき2000万円までの保障だったが、今後は3000万円までの保障となる。

2携行品損害

年間限度額が20万円までの保障が付いていたが、今後は保障から外される。

以上の2点の変更が加えられた。

賠償責任の保障金額が大きくなったのでいいではないか、と思うかもしれないが、普通に旅していればそれほどの金額を合法的に請求されるようなことは極めて稀だろう。むしろ、旅行者としては持ち物をなくしたり盗難被害にあった場合の保障の方がうれしかった。

例えば、旅先で列車に乗っていて鞄を盗まれた。長距離バスに乗る際に預けた荷物が雨漏りで水浸しになってカメラやiPadが壊れた。などは、誰にでも起きる可能性のあるアクシデントだ。

それだけに、保険会社としては「無料」の海外旅行保険としてクレジットカードに付けるのはリスクが大きいと判断したのだろう。

実際、旅仲間の中でもこの携行品損害の補償にお世話になるケースが最も多いと聞く。楽天もこれまでの保険金請求をリスト化して、なるべく保険金を支払わない方向で変更したものと思われる。

しかも、楽天カードは2020年10月1日から、ツアーの支払いを日本国内にいる間に支払った場合に限り、海外旅行保険が適用される。

楽天カードの海外旅行保険は募集型企画旅行の支払いのみ適用可

募集型企画旅行の支払いとは、旅行代理店などのパックツアー航空券を購入することを指すので、「自分で航空券を購入して行く自由な旅」「自分が働いている会社に手配してもらって向かう海外出張」には適用されない。

これはかなり厳しい条件として評判が悪い。個人で自由にプランを組んで飛び立つ旅行者には不向きなクレジットカードといえるだろう。というよりも、持っている意味があまりない。

年会費11000円(税込み,2022年2月現在)の楽天プレミアムカードであれば、利用付帯枠もあるが自動付帯もついてくる。例えば、携行品の保障については、自動付帯で30万円と利用付帯で20万円という、合計50万円分の保障となる。また、障害死亡や後遺障害については自動付帯(4000万円)と利用付帯(1000万円)の合計5000万円の手厚い保障となる。さらに、利用付帯と言っても空港までの電車やバスなどの乗物の利用料や自分で買った飛行機のチケットの支払いであっても出国前なら適用となるので、無料の楽天カードと比べると天と地の差がある。

なので、ツアー以外で行く海外旅行者には無料の楽天カードは不要ということになり、別のクレジットカードを持つか、楽天プレミアムカードなどの有料版に切り替えるかの二択となるだろう。

といっても、年会費11000円を支払ったとしても、普通の保険会社で3か月間の海外旅行保険を契約するよりも安くつくので有料版カードも一考の価値はあるといえる。

まとめ

無料版の楽天カードの海外旅行保険は、日本国内にいる旅行前の時点で旅行会社のツアーなどの支払いをすることが条件の「利用付帯」であり、しかも今後は最も心配な携行品損害も保障の対象外となるので旅行者には不向きなクレジットカードとなる。

格段に補償内容がアップする有料の楽天プレミアムカードを持つか、エポスカードなど他社の無料の海外旅行保険付きのクレジットカードを持つという選択がベターだ。

クレジットカード会社もボランティアではなく営利目的の企業だ。正しく理解して、賢く活用しよう。

ポリフェノール

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