威風堂々のクアラルンプール駅|マレー鉄道で旅をしよう
クアラルンプール駅はかつてはマレーシア最大の主要な駅だったが、今ではKLセントラル駅に役目を譲って静かにたたずんでいた。イギリス風のその堂々たる駅舎は一見の価値がある。
クアラルンプール駅とKLセントラル駅
■ もくじ ■
マレーシアの首都であるクアラルンプールでの観光の中心は、人の流れや観光スポットが集中しているKLセントラル駅の周辺になる。
KLセントラル駅のすぐそばにあるクアラルンプール駅は、以前は日本でいえば東京駅のような中心的な存在だったが、今ではKLセントラル駅が主要駅となり、ひっそりとしている。
それでも、かつては立地的にも中心部だったので、中華街やリトルインディア、ムルデカ広場など主要な観光スポットに歩いて行けるほど場所はよい。
KLセントラル駅からわずか1駅の距離なので、空港からKLセントラル駅に行き、クアラルンプール駅に行ってから周辺を歩き回るのもいいかもしれない。
クアラルンプール駅のすぐ近くには、お土産にも最適な記念切手が買える大きな郵便局もある。
詳しくはこの記事を見てほしい。
海外旅行のおみやげ買いに郵便局に行こう!~マレーシア土産に郵便局で記念切手を買う〜
クアラルンプール空港から市内へは、まずはKLセントラル駅が行きやすいよ!
イギリス風のオシャレな駅舎
かなり遠くからも人目をひくおしゃれな建物だ。
クアラルンプール駅は、Wikipediaによれば
1886年に開業した、クアラルンプール市内最古の駅。現在の駅舎は海峡植民地時代の1910年に建設された英国風建築様式で、観光名所の1つとなっている[1]。外観は都市計画や建物の多くと共に、リヴァプール市長の息子であった若手設計家アーサー・ベニソン・ヒューバックによってミナレットやドーム天井などのモスクの建築様式を基にした案が採用された。またタージ・マハルの影響も強い。
と説明されている。
クアラルンプールで最古の駅であるけれど、外観はことのほか綺麗だ。
相当な費用をかけられて建設されたに違いない。
入口は大きく分けて二カ所ある。
表玄関と、裏玄関。
それ以外にもあるようだったが、入りにくそうだったのでやめておいたほうがいいかもしれない。
人もまばらなクアラルンプール駅の構内
駅の表玄関の脇に日陰があるので、若者が数人固まって話し込んでいた。
また、駅横にくっついているレストラン(というより安食堂)もあったが、開店しているのか準備中か分からないくらい閑散としている。
駅の中に入るとさらに意外だった。
建物は堂々としているのに、列車が来ない時間帯だったため中にはほとんど人がいなかったのだ。
「ほとんど」と言うより乗客が一人もいない…
かろうじて駅の警備員と売店のオヤジがいるくらいだった。
いくら古びたとはいえ、かつての主力駅に人がいないなんて信じられなかった。
親切なチケットカウンターの職員
はじめはどこが構内への入り口なのか分からなかったが、売店を横目に見ながら進んでいくとチケットカウンターがあった。
ここまで来ると乗客らしき人も数人発見できた。
カウンターで話をしてみる
ちょうど、数日後に発車するマレー鉄道の長距離のEチケットを持っていたので、そのチケットについて聞いてみた。
ちなみにマレー鉄道は、ネット上で予約から支払いの全てができる。
僕のチケットでは「クアラルンプール駅から出発」となっていたのだが、泊まっているホテルが隣のKLセントラル駅の近くだったので、この予約のままKLセントラル駅から乗っても良いかどうか尋ねてみた。
先客が1人
僕は電車のチケットをマレー鉄道のアプリで予約したが、もちろん窓口でも買える。
写真に後ろ姿が写っているように、チケットカウンターで切符を買ってる人もいた。
日本のみどりの窓口ほど早くはないが、マレー鉄道のチケットカウンターでもスムーズに発券されていたように思う。
てきぱきとしていた。
希望の日付でのチケットが売り切れる可能性もあるし、私たちが海外旅行で行ってマレー鉄道に乗りたい場合は、予定の段取りにゆとりもないと思うので、可能なら日本にいるうちにネットでマレー鉄道のチケットを購入しておいた方がいいだろう。
必要なものは、クレジットカードと乗客分のパスポート番号と氏名だ。
支払いはまとめて代表者がカードで払うこともできる。
満席に備えて、あらかじめ日本からチケットを買っておくと安心だよ!
スタッフに確認してみたところ、そのままのチケットで隣のKLセントラル駅から乗っても問題ないということになった。
これで、朝からあまり移動せずに乗ることができそうだ(^ ^)
クアラルンプール駅内の謎の自販機
東南アジアでは自動車や機械など、日本の中古品を目にすることがある。
クアラルンプール駅の中にあった飲料の自販機も日本で使われていたものだった。
面白いのは日本語のままの表示が残っていることだ。
ジュース(豆乳)一本が1RM(リンギット)約25円なのに、
隣の日本語では120円のまま。
また、「売切」「準備中」といった表示もそのまま。
むろん、売り切れや準備中の漢字が読めるマレーシア人はごくわずかだと思うけれど…
たまに日本語をこうやって目にすると、ちょっぴり嬉しい気分にもなる。
今回は電車の来ない時間帯だったので、乗客も車両も見ることはできなかったが、
次回はこの由緒あるクアラルンプール駅のなかに列車が停車している光景を見たいものである。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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