マレーシアで本格カレーに感動!チキン|マトン|スパイスの絶妙な配合をぜひ本場でご賞味あれ【マレーシア旅行】
カレーは好きですか?!
今回は、日本からも手軽に行けるマレーシアのカレーのお話。
日本でもカレーは家で毎週のように食べたり、人気の専門店もたくさんありますよね~
ジャガイモやニンジンなんかの野菜嫌いな人はいても、カレー嫌いな人はいないほど、もはや人大気の鉄板メニューです。
日本で食べるのも美味しいですが、やっぱり本場の東南アジアで食べるカレーは、腰が抜けるくらいの絶品です。
さて、
何が違うんでしょうか?
日本のカレーと本場のカレーの違いは?
■ もくじ ■
スパイスの選び方・使い方・火の通し方・肉類の入れ方…。
僕は東南アジアの幾つかの国に住んで、大好きなカレーもしょっちゅう食べましたが、やっぱり日本のそれとは何もかもが違うように感じました。
それもそのはず、インドやその周りの国では、遥かむか~しからカレーの原形のような料理を食べてきたんですもん。
日本人がそばやうどんを食べてきたのと同じ、あるいはもっと長いかもしれません。
食べ続け、洗練されてきたカレー
どんな料理にしても、現地で昔から食べられてきたメニューにはかないませんよね。
日本にカレーが初めてやって来たのは、安政の大獄で有名な安政時代といわれています。井伊直弼とか。
といっても、カレーが庶民が食べられるようになったのは明治時代以降…。
つまり、日本のカレーの歴史は、長く見ても150年くらい。
対して東南アジアのカレーは、起源がはっきり分からないくらい古くから食べられてきました。
インド・タイ・ベトナム・マレーシア
そもそもインドでは、私たちが考えるお皿に盛られた「これぞカレー!」っていう料理ではなくて、香辛料で煮られたものを全部『カリ』と呼んでたとか。
ほとんどの食事に香辛料を入れますから、毎日カレーを食べるという表現もされているくらいです。
それを肌で感じたのが、マレーシアのクアラルンプールで朝食を食べた時のことでした。
今回はマレーシアの
美味し~いカレーのお話だよ!!
思い出しただけで
ヨダレが出ちゃう!
え!?朝からカレー?
日本だと、カレーって夕食に家族みんなで食べることが多いんじゃないでしょうか。
もちろん、学校でお昼の給食で食べたり、社員食堂で食べるのも多いですが、
さすがに朝からカレーを食べるとは思っていませんでした。
マレーシアの首都クアラルンプールでのこと、ある格安ホテルに泊まった時に、フロントで『朝食の食事場所は、ホテルから歩いでちょっとのトコにあるので行って来てね~』って言われました。
(やっす~いホテルにはよくあることです。自分のホテルにレストランを用意する代わりに、近くの食堂と契約し、宿泊客にそこで朝飯を食べさせてコスト削減するって方法。それでもアゴダなんかに「朝食付きホテル」って表示できるので、客の確保がしやすくなるんです。)
朝食は自由に選べるバイキングとかだと嬉しいんですが、どうせ朝からそんなにガツガツ食べれないし、よくあることなので、気にせずに指定された食堂に行きました。
朝食チケットを持って、ぶらぶら~っと歩くこと5分くらい。
食堂の前でチケットを見せると、席に案内されてメニューが渡されました。
が、なななんと(;^ω^)
全品カレー!!
一瞬、脳が茶色になりましたw
下の写真がそのカレーの1つです。
ナンはクレープのように薄く焼かれてますが、注文してからの焼きたてホカホカでした。
場所は、下の地図の店…ではなくて、その向かいです。
じつはグーグルマップに載っていなかったので、向かいの店の地図を載せてた、というわけです。
名もなき店。
チケットがなくても、コーヒー付きセット300円くらいで朝食が食べられます。けっこう仕事前のインド人サラリーマン達が食べてました。
クアラルンプールでも、この一帯はリトルインディアと呼ばれるインド料理の多い場所。
インドの服や雑貨、スパイスなんかの店がたくさんあります。
もちろんインド人も多いです。
中華街のインド版です。
とはいえ、朝飯からカレーというのは正直ビビりましたw
そんでもって、味は…。
朝飯カレーの味
ひと口食べて、インド人すげ~って思いました。
ほんとにそう思いました。
“濃い”とか”しつこい”とかなくて、朝の眠たげな胃袋にもス~ッって入ってく感じです。
胃袋の方も「おはよっ!」と言って迎え入れてます。
肉とかの具なんてほとんど入ってなくて、スープに近い感じ。
何が違うんでしょう。
シナモンや八角なんかのスパイスが入ってるからなのか、一応はカライものの、あっさりしている。
1泊2000円の安ホテルの無料朝食なので、コストはたぶん200~250円くらいでしょうか。
変に気構えずに、サラサラと食べられる価格と味。
かといって、全然安っぽさがないんです。
日本風に言うと、朝に食べるこっちのカレーって、お茶漬けみたいな存在のかなっ~て思います。
上の写真の店員さんはインド人でした。
数日通うことになったので、仲良くなって写真も撮らせてくれたんですが、
ガン見されても気にしないで
じーーーーーーーっ…(目)
さすがインド人、
初日から僕が日本人だと知ると、つま先から頭のてっぺんまで、じ~~~~っと真顔で見つめてきました。
まばたき一つもぜずに。
挨拶みたいなもんなのでしょうか。
逆に目をそらしたり、顔を覚えない方が失礼になるとか。
なので、東南アジアを旅行中にレストランなんかの店員さんに見つめられても、あまり気にしないでください。
あと、東南アジアの人たちは「愛想笑い」をしません。
その人の今の表情が心の中そのものです。
屋台系カレー屋も人気
リトルインディア(クアラルンプールのインド人街)ではインドカレーでしたが、
マレーシア全体では骨付きの鶏肉を使ったいわゆる「マレーシアカレー」が人気です。
道を歩いてると、屋台系のカレー屋さんもたくさんあります。
道の隅っこにイスとテーブルが置いてあって、そこで食べてもいいし、持ち帰ってもいい。
下の写真にあるように、何種類かが準備されてるので、言葉が分かれば辛さの好みなんかも伝えて好きなものを買えます。
店選びの基本は地元客がいるかどうか
もちろん、室内でエアコンに当たりながらゆったりと食べる高級店(?)もあります。
高い店でも大抵は1000円前後なので、お好きな店で食べてみてください。
基本的に、地元民がリピーターになっている店であれば、日本より安くて美味しく食べられます。
店によって味もだいぶ変わるので、食べ比べて見るのもいいですよね~。
※客のいない店には入らないでください。経営難のため、ぼったくられるかもしません。真面目に美味しいものを適正価格で出してる店には必ず客が入っています。
僕のお勧めは、羊肉のマトンカレーです。
食べられる場所が限られてきますが、羊の骨付き肉をスパイシーに煮込んだカレーの美味さはヤバいです。
詳しくは下の記事に書いているので是非ご覧ください⇩⇩
(別ページで開きます)
クアラルンプール|リトルインディアの絶品カレー【マレーシア旅行】
さてさて、今回はカレーのお話でした。
しかも、いかにもB級グルメっぽいランクのカレーをご紹介しました。
よく、レシピのサイトに「インドカレーのレシピは…」とか、「マレーシアカレーの…」「タイカレーの作り方」なんて紹介されています。
東南アジアのカレーの作り方が広まるのは、とってもいいことだと思うんですが、紹介されてる素材とレシピ通りに作ったとしても、なぜか本場の味にはなりません。
僕は一応、調理師でもあるのでちゃんとレシピ通りに作る自信はあるんですが、それでも本場の料理にはかなわない。
やっぱり本物を食べるには、その土地の素材で現地の人が作ったものを食べるしかないんでしょうね。
ですので、日本で作り方を試してみて「こんなもんかぁ~」で終わるんじゃなくて、ぜひ一度食べに来て欲しいと思うんです。
(例えば、アメリカでアメリカ人がネットを見ながらお寿司を作っても、日本の職人さんの作るお寿司にはかないませんよね…。それと同じ理屈です)
ちなみに東南アジアのカレーは、素材やスパイスの配合で店や家庭ごとに味が全然変わります。
つまり、「おふくろの味」ってわけです。
日本でも煮物とか味噌汁とか、家によってやっぱり違います。
カレーに正解はない。
それでいいんだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう!!
ポリフェノール