海外旅行で飛行機に乗りそびれた時にすべきこと、しないほうがよいこと!空港で実際に遅延して路頭に迷いかけた実話【中国旅行】
言葉の通じない海外で飛行機に乗ろうとしたら、すでにチェックインカウンターが搭乗手続き終了で締め切られてしまっていた!
これはもう身も凍るような恐怖体験ですよね。
さて、そんな時はどうしますか?
特に、前の便の遅れのために乗り継ぎできなかった時に、実際にどうやって切り抜けるのか。
海外には日本のJALやANAのようにユーザーファースト思考の親切な航空会社ばかりではなく、なかにはキャンセルしてチケットの買い直しを勧める会社もあります。
例えば、台湾の桃園空港のチャイナエアラインでは、乗ろうとしてた便がコロナのために欠航したにもかかわらず、料金を上乗せで別の便に乗らないかと言われたこともあります。
普通は欠航や遅延など航空会社の都合で飛行機に乗れない時には、無料で手配してくれるもんなんですが…(ぶじに解決しました)
泣き寝入りして買い直すのはお金がもったいないので、できることなら無料で振り替えの便に乗せてもらえるように交渉しましょう!
僕の場合はレアケースかもしれませんが、中国で1泊のホテル代も併せて振り替えの便の手配も全て無料でできました。
そのコツをご説明します!
事前に読んでいただくと必ず役に立つはずです。
※振り替えできるかどうかは乗り遅れた理由にもよりますし、普通の航空会社(レガシーキャリア)と、格安航空会社(LCC)でも対応がだいぶ違います。航空会社によっても違いがあるのでご注意ください。
飛行機が遅れて次の便に乗れなくても、
簡単にあきらめないようにしよう!
飛行機の遅延
■ もくじ ■
こんにちわ、ポリフェノールです!
たまに、「いやぁ、飛行機が遅れちゃってさぁ…」って聞くことありますよね?
普段なら『へ~、飛行機も遅れるんだ~』ぐらいにしか考えませんが、自分の乗る飛行機が、前の便の遅延のせいで乗れなくなったなんていう場合、頭が真っ白になるもんです。
(僕も一瞬なりました)
ちょっと珍しいケースだと思いますが、乗ってた飛行機が遅れて到着したために、乗り継ぎで乗るはずだった次の便の飛行機に乗れなかった事があったので、写真と一緒にご紹介します。
混み合う入出国手続き
もしも、あなたが今遅延で次の便に乗り遅れて困っていて時間がないという場合は、目次から最後の【遅延で乗りそびれた場合のまとめ】に飛んで、要点だけでも読んでください。
2019年春
ベトナムー中国ー日本
と乗って日本に帰国するはずでした。
中国経由の方が安かったので、ベトナムから直行で日本に帰るのではなく、トランジット(乗り継ぎ便)にしたんです。
そんなわけで、同じ便にはベトナム観光を終えた中国人がたくさん乗っていました。
が、最初のベトナムを出る時点ですでに飛行機は20分遅れていました。
20分くらいの遅れはよくあることなので、あまり気にせずにいつものように搭乗して、普通に中国の上海浦東空港に到着。
ただ、そこからが問題で、乗り換えの時にもパスポートチェックがあるのですが、ここで職員がかなり手間取ってました。
それもそのはず、最近中国では外国人に対して指紋の採取が始まったんです。
導入したばかりのシステムに職員も慣れてなくて、ただでさえ混み合うイミグレで、余計に時間がかかってしまった、というわけです。
まさかのCLOSE?!
やっと手続きが終わって、乗り換えのために大急ぎでチェックインカウンターに行って、次の便のEチケットを見せたとたん、航空会社のスタッフに無情にもひと言、「クローズ!」と告げられました。
乗り継ぎ便…
次の飛行機…
し、締め切られた…
頭のなかを「クローズ」のひと言が駆けめぐりました
クローズ クローズ クローズ…
そういえばそんな映画があったなぁ~
主演の小栗旬まで頭をチラつきました。
でも、ここで引き下がるわけにはいかんのです。
イミグレがスムーズにいけば間に合ったかもしれませんが、あえてそこは触れずに(もし言うとこちらの責任にされかねないので)
チケットを見せながら、たしか
「That airplane was later than scheduled!!」
と言ったような気がします。
(文法はちょっと変ですが、言いたいことが通じればいいんですw)
あとはひたすら『delay!!(遅延)』を繰り返しました。
後ろにチェックインの長蛇の列ができてましたが、
「おたくの飛行機が遅れたから間に合わなかったじゃないか〜、どないしてくれるんやぁ〜、日本に帰れんやんけ〜」というオーラで食い下がります。
チェックインカウンターのスタッフは、しばらくけげんな顔をしていましたが、仕方なさそうに向こう側のカウンターを指さして、
「あそこのカウンターに行け」
と言います。
言われるがままに、指さされたカウンターに行くと、そこには自分と同じく数人の乗りそびれたらしい乗客達が…
中国のおばちゃんを味方にしよう
様子を見ると、彼らも同じようにイミグレで時間がかかって乗れなかったっぽい。
しかも、僕の乗ってた便の中国人のおばちゃんもいる
で、中国人乗客と中国人航空会社スタッフで早口で交渉している。
中国語の早口で理解不能だったけど
雰囲気的に、
おばちゃん『間に合わなかったのは、さっきの飛行機が遅れたからでしょ?!』(怒)
スタッフ「そう言われましても…」
おばちゃん『じゃああんた、アタシらが悪いって言うの!?』(さらに怒)
スタッフ「そ、そのようなことは…(冷や汗)」
みたいな感じ。
しめた!と思って
『わぃも仲間にいれてけろ〜!』と言わんばかりに、
航空会社スタッフに自分も横からチケットを見せて
「飛行機ガ遅れた!」
「このオバチャン達と同じ」
「ワタシ悪くないネ!!」
と猛烈アピール (海外では弱気になったら負けです)
イミグレで時間食ったことで責任の所在をうやむやにされて、自腹で新しいチケットを買わされる可能性も考えましたが、さっきの中国おばちゃんと一緒にひたすら猛アプローチ。
中国人のおばちゃんも
『ほら、この人もおんなじじゃない!』
『こんなに乗れなかった客がいるってことは、航空会社に責任があるんじゃないの!?』
『そうでしょ?!』(中国語なので分かんなかったけど、多分そんな感じ)
とすかさず援護射撃を浴びせまくる
おばちゃんが強いのは世界共通だなぁ~
と感心しながら、味方ができたのをいいことに、にわか抗議運動に加わったのでした。
ついに勝利!
航空会社のスタッフがおばちゃんらの迫力に押されてあきらめたのかどうか定かでありませんが
「じゃあ順番に手続きしますんで、並んでください(半泣き)」
という感じに!
ここで大事なのが、前に乗ってた(遅れた便)のチケットをなくさないこと。
念入りに全員チェックされてました。
それと、「次の空席のある便は翌日しかないので、今日は航空会社の用意するホテルでお泊りください」とのこと
おっ、一泊付きか〜
というわけで、無料で振り替えてもらえたついでに一泊の中国観光ができたのでありました。
これがJALやANAなら当日じゅうになんとしても帰国させてくれるのかもしれませんが、なにぶん中国東方航空の安いチケットだったので、自分としては満足のいく結果だったといえます。
航空会社のホテルへ
振り替え便とホテルを手配されたカウンターでは、なにやら事情を紙に書いて渡されました。
外向けの用紙ではなく、航空会社内の申し送りみたいな紙です。
便名やら、名前やらいろいろ書いてあって
「明日朝◯◯時に来て、このカウンターで見せてください」
と告げられる。
僕にとってはまさに「命綱」ですよね。
中国東方航空のカウンター横には、いつのまにかバスの運転手らしきおっちゃんが立ってスマホをいじってました。
手続きが終わると、どこから戻ってきたのかさっきの中国人のおばちゃんもいて『あんたも泊まるのかぃ?』みたいなことを
人数も把握してたらしく、みんなそろったところで運転手さんに誘導されながらマイクロバスの乗り場ぞろぞろ歩いてきます。
車はエスティマみたいなけっこういい車でした。
普通の安ホテルの迎えのバスとは明らかに違ってたので、たぶんパイロットや客室乗務員(CA)なんかの航空会社の職員が乗ってる車なんだと思います。
そして、乗せられてついたホテルがここでした。
チェックインは簡単
よくある事なのか事前の連絡があったのか、ホテルのスタッフは振り替え客の対応をサクサクとこなしていきました。
ここまできても、内心では宿泊費は有料になるのかな?なんて心配もあったので、念のために費用を聞くと、「Airline pays」(航空会社が払う)と言われ、ひと安心。
中国は規制が強くてグーグルとかが使えなかったんですが、ここは後日グーグルマップで調べても載ってないマイナーなホテルでした。
あのアゴダにも載って赤ったので、こんな事でもないと絶対に泊まることなんてないであろう田舎のホテル…。
でも、後から航空会社の関係者なんかも出入りしてたので、普段はスタッフが利用してるホテルなんでしょうね〜
制服姿のCAが見放題…
航空会社のカウンターで渡されたさっきの紙をホテルで見せると、パスポートを預けるだけでチェックイン完了。
翌日の朝の◯◯時にバスが出るから必ず集合すること
と念を押されました
部屋の様子はこんな感じになっています。
ホテルのロビーでしばらくぶらぶらしていると、飛行機のパイロットや客室乗務員たちが次々にやって来ては部屋に向かいます。
チェックインを済ませたあと、さすがに食事は出ないようなので街に出かけて観光ついでに、中華料理を楽しむことにしました
その時のご飯はまた別の記事で書こうと思います。
観光地ではなくマイナーな土地だけに、上海とかの大都市では見れないものがたくさん見られましたw
ところが翌日空港でチケット詐欺に遭いかける
そんなわけで、次の日に無事に別の飛行機に乗れたんですが、
翌朝ホテルからバスに乗せられて空港に向かうと、
航空会社のカウンターで振替え便の手配をしてもらえたのですが、危うくチケット詐欺に遭いそうに…
その時の話はこちらに書いてあります⬇︎
【実体験】空港の観光会社に騙されて飛行機の定価チケットを売りつけられないように!上海浦東空港がかなりヤバかった!
遅延で乗りそびれた場合のまとめ
今回の経験で分かったことをまとめます。
すべきこと
前の便のチケットをなくさない(捨てない)
前の便が遅れた事によって乗れなかった事をちゃんと説明する。
あきらめずに交渉する。
同じ事情を持った味方を見つける(とくに押しの強いおばちゃん)
こんなところです。
逆にしない方がいいと感じたことは
すべきでないこと
チケットをなくす(捨てる)
早まって自分で勝手に別のチケットを買ってしまう(払い戻しがある場合もありますが、まずは交渉しましょう。
すぐにあきらめる
ケースによっていろいろ対応が違うと思います。 今回のような飛行機の遅延による場合でも、航空会社によって結果は異なると思いますが、万一の時はあきらめずに交渉を続けましょう。
それでも万策尽きたときには自腹での買い直しが必要になる事もあります。
ただし、それは最終手段なので、できる限り有利な対応をしてもらえるように前向きに動いていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう!!
ポリフェノール
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