チャンティエン橋は世界遺産フエの旧市街と新市街を繋ぐお勧め観光スポット!夜は壮観なライトアップが見ものだ【ベトナム旅行】
世界遺産の古都フエ
この街は大河フーン川を隔てて〔旧市街〕と〔新市街〕に2分割されています。
川の片側(北岸)がグエン朝の王宮をはじめとした建造物群がある旧市街で、かつては役人や庶民などのベトナム人が住んでいました。
反対側(南岸)は新市街としてベトナムを植民地化したフランス人居住区となっていて、外国人が住んだり商業や教育施設などが発展。建国の父と言われる革命家のホーチミン氏が通った学校も新市街地にあります。
現在もその名残は残っていて、観光客が泊まるようなホテルや土産物屋は新市街に集中しています。
フエに行くなら新市街のどこかのホテルに泊まって観光を楽しむことになるでしょう。
ということは旅の拠点は新市街地で、世界遺産の王宮や旧市街を見に行くには必ずフーン川を渡らなければなりません。
今回はその旧市街と新市街を繋ぐ、フーン川に架けられたお勧め観光スポット【チャンティエン橋】のご紹介です!
※ちなみに、この記事の後半でお話しますがベトナム語のチャンティエンを英語読みにした地名は首都のハノイの南側の一角にもあります。オペラハウス(歌劇場)が含まれている区画です。映画館やショッピングセンターが入ったチャンティエンプラザなどがあります。ハノイのチャンティエンプラザは一階のピザ屋が美味しいですよ~
さてさて、中部のフエのチャンティエン橋は夜にはライトアップされて綺麗ですし、昼間でも壮大なフーン川やクルーズ船を眺められるので、歩いて渡ってみるのもいいかもしれません。
では一緒に写真を見ながら行ってみましょう!!
チャンティエン橋は歩いて渡るのも楽しいよ!!
全長402メートルなので、ちょっとした運動にもなるね。
フエの新市街から旧市街へ
フエ観光の拠点とするのはホテルが立ち並ぶ新市街なので旧市街に行くには、徒歩かタクシーでフーン川に架けられた橋を渡ることになります。
その前に、せっかくなのでフーン川についてちょっとだけ…
Sông Hương
長さ約30km(合流前)の河川で、ベトナム語の川を表す「Sông(ソン)」と、香りを表す「Hương(フォン)」で
Sông Hương
と書きます。
グーグルマップなどでは英語でperfume river(香水川)と書かれることが多いですよ。
チャンティエン橋の新市街側の入り口には【ホテルサイゴンモリン】があります。
フエきっての一流ホテルのホテルサイゴンモリン
貴重なフランス式のコロニアル建築の有名ホテルだけあって、絢爛豪華な建物の中にいろいろな工夫がされているホテル。
例えば、お風呂と寝室の間に大き~な窓があったり…堂々と覗きのができるようにでしょうか。
日本語を話せるスタッフもいて国際感もあります。
さすがは世界遺産の街、日本人の観光客も多いんでしょうね。
チャンティエン橋
フランスのエッフェル社によって1899年に建設された歴史ある橋。
長さは402m、幅は6mです。
張天愛
余談ですが「チャンティエン」でネット検索すると、中国の人気女優『張天愛(チャンティエンアイ)』が出てきます。(英語ではZhangtianai Crystal)
呼び方はほとんど同じと言ってもいいくらい似てるんですね。
日中合作映画の【空海-KUKAI-美しき王妃の謎】で染谷翔太・阿部寛・松坂慶子さんたちと共演しています。
1988年生まれ ハルビン出身
話を本題に戻して、実はこのフエの名物チャンティエン橋は何度も名前が変わったり修復されています。
現在は、Trường(チャン:学校)+Tiền(ティエン:お金)で
Trường Tiền
と呼ばれていますが、フランスからの独立や政権の交代によって何度も変名され今に至ります。
日本でもいろいろありますよね。織田信長が斎藤家に勝って稲葉山城を岐阜城に改名したり(立て直してますが)、松本城も城主の違いでかつては梅津城とか待城とか松城と呼ばれていましたが、最終的に松本城として知られています。
チャンティエン橋も戦争や洪水で何度も破壊されては修復されてきました。
最終的な修復は1995年で、橋のたもとにも1991~1995と刻印されています。
それほど重要な建造物ということなんですね~。
チャンティエン橋からフーン川の眺め
フーン川は全長はそれほど長くはないものの、ゆっくりと流れる大河です。
船の上で暮らす水上生活者の人々もいるくらい、普段はおおらかな川です。
観光クルーズ船が家になってることもあります。
そんなフーン川は、昔からフエの人々にとって自然の恩恵をもたらしてくれる切っても切れない関係があるのでしょうね。
時期によっては洪水が起きることもありますが、それによって土壌も肥えるとか。
まさにエジプトのナイル川や中国の黄河と同じなんですね~
絶えず行き交うバイクと車
フーン川にかかるどの橋もそうですが、交通量はかなり多いです。
この日はあいにくの雨ですがバイクも車もひっきりなしに通っていきます。
でも歩道が完全に車道から分かれているので事故の心配はありません。
夜の一人歩きはちょっと控えた方がいいかもしれませんが、歩行者の多い時間帯なら安心して歩くことができます。
徒歩でチャンティエン橋を渡るのなら、ゆったりとしたフーン川の眺めも楽しみながら歩いて下さい。
旧市街を川から見るクルーズ船も運行しています。
日本からツアーを予約すると5千円くらいかかってしまいますが、現地で直接船に乗れば千円くらいから乗れます(パックによって価格は異なりますのでご注意ください)
橋の長さは400メートルくらいなので、だいたい10分くらいで渡れます。
チャンティエン橋の旧市街側の出口
下の写真の正面に見えるのが本屋でここが突き当りになってるので、右か左に進むことになります。
旧市街地側は警官による警戒あり
こちら側には警官の詰め所があって、路上を監視しています。
バイクなどを停めて免許証の確認をしてるわけではないので心配はいりませんが、一応気を付けた方がいいです。
(ベトナムはジュネーブ条約に加盟してないので国際免許が使えないので…)
チャンティエン橋の地図はこちらを参考に⇩
今回はフエの新市街と、世界遺産の王宮がある旧市街地側をつなぐ目玉スポット【チャンティエン橋】のご紹介でした。
夜のライトアップやクルーズも見事なものなので別記事でお話しますね~
最後まで読んでくださいましてありがとうございました!
またお会いしましょう!
ポリフェノール
あなたのために厳選した3つの記事と動画
“チャンティエン橋は世界遺産フエの旧市街と新市街を繋ぐお勧め観光スポット!夜は壮観なライトアップが見ものだ【ベトナム旅行】” に対して1件のコメントがあります。