ダナンで日本語バスマップアプリを使う方法を写真付きで説明!フエとホイアン行きのバスの検索も解説します【ベトナム旅行】
ベトナムで日本語のバス検索アプリを簡単に使う方法を解説。
日本語に対応するバスルート検索アプリの「バスマップ」はタイとベトナムの5つの都市で使える。
一度覚えてしまえば、同じようにしてバンコク・チェンマイ・ハノイ・ホーチミン・ダナンで利用可能だ。
使い方はとても簡単なので事前に必ず覚えておこう。
自らバスを探して乗れば移動範囲は大幅に拡大するし、何よりも格安で楽しい。
旅先で、現地人が主に利用するローカル感たっぷりのバスを使わない手はない。乗った瞬間、自分が日本人であることを忘れてしまう事もあるくらい熱気に包まれることになる。
まずはアプリのダウンロードと初期設定だ。
あなたがiPhoneやiPadの操作に慣れている方なら簡単にできるだろう。
もし説明が必要なら、日本語で使えるベトナムとタイのバスルート検索アプリを徹底解説!の記事に詳しく書いているのでご覧下さい。
ダウンロードと日本語への変更などの初期設定が終われば、ログインしなくてもすぐに使い始められる。
上の写真のように、使用地域を設定しよう。初めて使う使用都市のデータはダウンロードされていないので、選択して軽めのデータを落としてから使う。タップするだけでOKだ。
今回はべトナムの中部都市のダナンを例で説明するので、ダナンを選択しよう。
すると、ダナンの街の地図に切り替わる。
試しに、地図をずらしてダナン駅を探してみる。少し拡大すると、下の写真のように駅の周辺のバス停が表示されるようになる。
ダナン駅からミーケビーチに行くバスを探す
■ もくじ ■
では実際にバスマップアプリを使っていこう。
ダナン駅から日本人にも欧米人にも大人気の「ミーケビーチ」までバスで行きたいと仮定しよう。
【調べる】と【方向を探す】の2種類の使い方があるが、アプリの地図上で出発地と目的地を選択して探す場合は方向を探すをタップする。
出発地点の登録方法
すると、出発地点の入力となるので、
【○○から(出発)】をタップする。
地点入力の画面では、文字入力もできるが難易度が高いので【地図で選択】にする。
もちろん、現地のホテルに滞在していてスタッフに入力してもらえるのであれば直接書き込むこともできる。
【地図で選択】を選ぶと、地図が表示される。
緑色のマークが出現するのでダナン駅を探して、そのマークを駅の正面に合わせてみよう。
【同意】で決定となる。
これで出発地点の登録ができた。
次はバスで行きたい場所、つまり目的地の登録をする。
到着地点の登録方法
目的地の登録は【○○まで(到着)】を選択。
すると、さっきと同じ画面が出る。
ここも【地図で選択】を選ぶ。
再び地図が表示されるので、路線バス行きたい場所まで地図をずらす。
今回は水着美女であふれるダナンでも人気の観光スポット、ミーケビーチまで行くと仮定しているので、まずは地図を縮小して海を探す。
地図を小さくするとダナンの空港や駅、海岸を一望で来るようになるので、グーグルマップなどを併用して行きたいビーチのおおよその位置を確認すると使いやすい。
だいたいの位置が分かれば、そこに向けて地図を拡大していく。英語でMY KHE BEACHと書かれている場所が見つかるので緑のマークを持って行き【同意】をタップ。
これで、バスで向かいたい目的地の登録が完了した。
上の写真のように、地図上でダナン駅からビーチまでが直線でつながる。
この段階では、まだどのルートのバスをとるかを決めていないので【検索】を押してルート検索をする。
所要時間の短い順、また乗り換えの少ない順に幾つかのプランが表示される。
検索したルートから適切なプランを選ぶ
ちなみに、この画面では所要時間だけでなく運賃や、徒歩での移動距離も表示される。
ベトナムはかなり暑くなることもあるので、なるべく乗り換えが少なくて短時間で行けるバスを選ぼう。
一番上のルートをタップしてみる。R16とR6Aの二台のバスを使うプラン。乗車料金は格安の10Kドン(約50円)だ。
ルートを選択すると、詳しい情報が確認できるようになる。
バス停までは、徒歩で何分移動するのか。
バスに乗って○○分、さらに乗り換えのバス停までどれだけの距離で、次のバスの乗車時間は何分なのかが確認できる。
地図上でバスが走行する道順も確認できる。
このプランではバス1本では行けず、乗り換えが必要なので乗り換え地点も見ておく。
乗るバスによって、道路上で緑色から青色に色が変わっているので、すぐに判別できる。
また、最後のバスを降りてから徒歩でビーチまで歩く効率的なルートも分かる。上の写真では灰色の道順で表示されているルートだ。
次に、ダナンから世界遺産の街ホイアンまでのバスルートを見る方法も見ておこう。
ダナンからホイアンまでのバスルートを確認する方法
このバスマップでは、ダナンから近くの各都市に走っているバスも、一目で確認することができる。
※ホーチミンやハノイ行きなどの長距離バスは路線バスで対応していないので、大きなバスターミナルで直接チケットを買うかシンツーリストなどの民間のバス会社を利用する。ネットで検索や予約もできるが、直接バス会社の窓口を使うか、観光代理店で買う方法がベスト。忠告として、現地のベトナム人が多く乗る安いバスは、乗り心地が悪く、客の扱いもかなり雑なのでお勧めしないことを書き添える。
上の写真の「バスマップ」の基本画面から【調べる】を選択する。
ダナンの市内を走るバスだけでなく、各都市へのバスの一覧も表示される。
バスターミナルのことをベトナム語ではBến Xe(ベンセー)と書く。(小さなバス停は除く)
なので、ダナンバスターミナルは
Bến Xe Đà Nẵng (ベンセー、ダナン)
ホイアンバスターミナルは
bến xe Hội An (ベンセー、ホイアン)
上の写真にあるように、ダナンから出ている市バスの一覧表の中からホイアン行きのバスを探すと、ルート01というバスがそれだ。
料金は、まさかの17Kドン(80円)というバインミー1本ほどの安さ。もしや間違いではと目を疑う値段だが、ダナンーホイアン間はわずか30km。所要時間は乗用車の場合で約50分なので、途中で頻繁に客が乗り降りする乗り合いバスなら2時間程度だろう。
反対に、乗り換えの少ない優雅なツアー会社のバスでは、所要時間は1時間半となっている。また乗車賃もやや高い。
現地人に揉まれながら格安バスで隣町まで行けるのも、東南アジア旅の醍醐味の一つだ。冒険者には、おんぼろバスもいいのではないだろうか。
ダナンからホイアンまでのルートを地図上で確認
タップするとダナンからホイアンまで、実際にバスが走行するルートも確認できる。
ホイアンはダナンからは南東にあるので、バスがどのように走って到着するかが一目瞭然だ。
このプランでは、主に国道607号線を使っている。ただし、”海外あるある”だがバスが使う道路は、工事やその日の運転手の気分によって変わることもしばしば。あくまでも参考にとどめよう。
大まかなルートを確認したら、次は終点のホイアンのバスターミナルの位置を見ておこう。
ホイアンは観光名所の市街地から北西に離れた場所にバスターミナルがあるので、そこからは再びバスに乗るかタクシーで市内を移動することになる。
海外旅行者の目的地となる市街地は、かなり狭いのとしっかりした路線バスがない。
なので、バスよりもタクシーの方が現実的だ。ダナンと同じく国際都市なので英語も通じるし、どちらかというと田舎なので、ぼったくりタクシーの危険率もハノイやホーチミンよりもマシだ。
下の写真を見ると、青い文字で『ホイアン市街地』と書いてある場所がランタン祭りや世界遺産の街並みで有名な目的地なので、バスの終点からは少し離れていることがお分かりいただけると思う。
ホイアンに行く場合は、島になっている旧市街もかなり見ものなのでぜひ訪れて欲しい。小さいが、かなり楽しめる街だ。
ダナンからフエに行くバスを探す方法ーバスマップ
つぎに、ダナンからフエに行くと想定してバスを探してみよう。
ダナンからは車で2時間ほど北西にある、これまた世界遺産の街だ。
フエについては、フエではスーパーマーケットをフル活用して世界遺産の観光に集中しよう!ビールの適正価格から旅の必需品まで
感動の世界遺産フエの街並みを歩き、かつての王都で暮らす人々の何気ない日常をとらえた|大人の旅として最適だ
世界遺産フエの王宮の城門にベトナム戦争の爪あとと復興の重みを感じる|南北に分断され激戦地となった中部の都市
フエの空港・鉄道・バス情報!これでベトナム中部最大の世界遺産への行き方は完璧!日本からはどう行く?!
などの記事を参考にされたい。
フエは中国の紫禁城を模して造られた静寂な王宮跡と優雅な街並みが訪れるものを静かに刺激してくれる街だ。
さて、先ほどと同じようにバスマップアプリのメイン画面から【調べる】をタップしてみよう。
下の方にスクロールしていくと、ダナンからフエまでを繋ぐバスにルートLK01がある。
乗る可能性があるなら、忘れずにお気に入りに保存しておこう。右のハートマークを押すだけだ。
ダナンからフエまでのバスはチケット価格は70Kドン(約340円)
普通に自動車で走って約2時間なので、途中で止まるバスの場合は3時間はみておこう。
また、ルートLK01をタップして、実際のルート確認もしておく。
ダナンからフエ行きのバスが走る国道1号線を地図上で確認
ダナンからフエまでは、かの有名な「国道1号線」を使う。地図上ではQL.1Aと表記される。ランコービーチで有名なランコー湾や、Đầm Cầu Haiという入江の横も通るので景色は良い。
1号線とは、フランス統治下に作られた長距離の道路でランソン省からカマウ省まで、ベトナムを南北に一気に縦断する。長さはなんと2,300km。ちなみに、日本で最も長い国道は国道4号線の742kmだから、ベトナムの1号線がいかに長いかが分かる。
この道路を制覇すればベトナム旅を制したと言っても過言ではないだろう。
さて、フエの場合もホイアンと同じくバスターミナルがかなり離れた場所に位置している。
ハノイやホーチミンとは違い、市内の路線バスが充実していないからだろう。
フエバスターミナルを見てみよう。
世界遺産のフエの王宮からは南東に3kmの位置だ。タクシーを使えば10分もかからないので困ることはないだろう。
フエのバスターミナルは、Bến Xe Phía Nam。
バスマップの地図を拡大していくと位置がつかみやすい。
ダナンバスターミナル
最後にダナンのバスターミナルについて。
ダナン発着の中距離のバス旅の拠点はこのバスターミナルか、市内の観光代理店のそばとなる。
例えばHanh Cafeやシンツーリストといった観光代理店兼バス会社がダナンにもある。念のため所在地を乗せておくので必要な方は参考に。
(バスの運行時間や観光代理店の営業日等は変更になる可能性があります。事前に公式サイトなどをよく確認してご利用下さい)
ベトナムで全国展開している最も有名なバス会社、シンツーリストのダナン支店はこちら。
ハンカフェというバス会社のオフィスもある。他にクイーンカフェなど、なぜかベトナムのバス会社(兼観光代理店)にはカフェという名称がつけられていることが多い。
いかがだっただろうか。
今回はベトナムの中部のダナンで路線バスを駆使して楽々と移動するためのアプリの使い方をご紹介したが、このアプリはダナンの他にもホーチミン・ハノイ、タイのバンコク・チェンマイでも同じ使い方でルート検索できるのでぜひ活用していただきたい。
次回のあなたの旅行が素晴らしいものになりますように。
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