フエではスーパーマーケットをフル活用して世界遺産の観光に集中しよう!ビールの適正価格から旅の必需品まで【ベトナム旅行】
世界遺産の街にふさわしく、飲み屋街が少なくオシャレなカフェの多いフエ。
そんな雅な雰囲気を醸し出すフエでは、夜遊びはダナンあたりにとっておいて落ち着いた大人の街歩きスタイルをメインに観光を楽しみたい。
海外旅行中にスーパーマーケットをフルに活用すると、時間も旅費も節約になる。
今回は、フエのスーパーマーケットをご紹介。ビールの価格や、覚えておけば確実に旅が豊かになる旅の達人の裏技もご紹介する。
フエを例にしてお話するが、ベトナム国内の他のどんな街でも基本的に同じなので、ぜひ参考にされたい。
ベトナム旅行中はスーパーも便利だよ!
欲しいものがすぐに手に入るし、持ち物も少なくて済むよね!
ビールなんかも格安で手に入るよ!日本でネットで買うと数倍はするぞw
世界遺産の街フエの穏やかな表情
■ もくじ ■
ベトナムがフランス領になるよりも前、グエン朝が治めていた頃にはフエに都がおかれていたから立地条件は決して悪くはない。日本でいえば京都や奈良のような格式高い歴史のある古都だ。
フエまでの行き方は、フエの空港・鉄道・バス情報!これでべトナム中部最大の世界遺産への行き方は完璧!日本からはどう行く?!【ベトナム旅行】をご覧ください。
世が世なら、ベトナムの首都でもおかしくはない街フエ。ベトナムの革命の父と呼ばれるホーチミンなどの重要人物を輩出した、由緒正しい学問の町でもある。
今ではフエやダナン、ホイアンなどの中部地方は【ハノイ・ホーチミン】という2大ベトナム観光都市に押されて影が薄い感があるが、だからこそ他では味わえない趣もある。
世界遺産のフエ王宮の城門は、自動車が1台やっと通れる程度の大きさの門だ。
この門をくぐると、その先には静かな悠久の王宮がたたずんでいる。
その世界遺産と同じ空気を吸い続けて生まれ育ったフエの街の人々の暮らしについては、感動の世界遺産フエの街並みを歩き、かつての王都で暮らす人々の何気ない日常をとらえた|大人の旅として最適だ【ベトナム旅行】の記事をご覧ください。
悲しい歴史の話はさておき、今回はスーパーマーケットの活用方法。記事の最後に2カ所のスーパーの地図も載せておくので登録されておかれると必ず役立つはずだ。
フエのスーパーマーケットのビールの価格
ベトナム各地のスーパーに立ち寄って、真っ先に必ず確認するのが酒類の価格だ。
ビールの値段は覚えやすいし、これが安定していれば、他の商品も「良心価格」とみて間違いない。
ベトナムは、タイや中国と違って全国共通価格のコンビニの進出がまだまだ少ない。店ごとに自由に値段を決められるし、客もあまり疑問を持たない。
そういう事情があると、海外旅行者が立ち寄りそうな地域では、ぼったくり専門店が堂々とまかり通ることがある。
ベトナムのぼったくり店とは
観光客がよく泊まるリゾートホテルの近くの店は、ほろ酔い気分の酔客がふらりと寄ることも多く、値段が高くても買う。
ただでさえベトナムはお金の単位の「ドン」の数字が大きく、観光客は慣れていないから計算ができない。それで観光地価格の価格設定をしていることが多い。
特にドライブインは最悪だ。べトナムは鉄道が発達していないから、国内の長距離の気軽な移動はバスが主役。
ハノイからホーチミンまで行くような長距離バス(24時間以上になるので乗り換えあり)が途中で休憩に寄るようなドライブインでは、通常の相場の2倍以上の金額でビールが売られていることもある。通りすがりの外国人観光客をターゲットに営業する店は客の「次回の来店」を気にする必要がないから、遠慮せずにぼったくるわけだ。
バスの乗り方などについては、ハノイから古都フエに寝台バスで行く方法!チケットの買い方から車内Wi-Fiの使い方・スピードも完全ガイド【ベトナム旅行】をご参考に。
彼らも生活があるだろうから異論は唱えないが、足を延ばせば適正価格で商売をしている店がすぐそばにあるのに、同じ商品を買って当然のように倍以上の金額をとられるのは納得がいかない。
なので、僕は旅先でも適正価格で商売をしている正直なスーパーマーケットを探して利用する。
フエの場合は王宮の世界遺産エリアに入ると観光地価格(そもそも保護されているから店が少ない)なので、少し離れたスーパーでリサーチした。
下の写真はベトナムでは大人気の333ビール(330ml)だ 。
値札を見ると18,000VND(1万8千ドン)となっているのが分かる。
日本円に直すと85円くらいだ。ちなみにアマゾンなどでは輸入した333ビールを買うと24本入りで6000円~7000以上はする。輸送費と関税と業者の儲けが入って、価格差は約3倍となっている。
さて、このスーパーでは1本約85円。これはホーチミンやハノイのコンビニと同じ金額なので、適正価格と言える。どうやらこの店は信頼していいようだ。
ちなみに、ベトナムのドンというお金はゼロが多くて慣れないと日本円への換算が難しいので、通貨変換アプリをスマホに入れるか、メモ帳に目安を書いておくと良い。ざっくり書くとこうだ(為替は時期によって変動するのであくまでも目安に)。
10000ドン⇒50円
20000ドン⇒100円
50000ドン⇒250円
100000(10万)ドン⇒500円
200000(20万)ドン⇒1000円
500000(50万)ドン⇒2500円
こうやってメモしておけば、戸惑わずに済む。特にタクシーの乗車賃やマッサージ料金の支払い、お釣りの受け渡しの際には役に立つ。
フエではデンマーク系のフーダビールというのが安くて16,000ドン(75円)で売られているが、味があまりおいしくないのでお勧めはしない。
といっても、日本で飲もうとすればネット通販で1本300円以上するから試してみてもいいかもしれない。
陳列棚にある他のビールの価格を見ていくと、
ラルービール(LARUE)18,000ドン、約85円。
タイガービール(TIGER)23,000ドン、約110円。
ハイネケン(HINEKEN)27,000ドン、約130円。
いずれも日本で買うと価格が数倍に高騰するので、ベトナムで飲んでおきたいビールだ。
瓶入りのビールもある。値札を見るとサッポロビール(650ml)が93,000ドン、約450円となっていた。日本から運んで関税をかけた分だけ高くなっているようだ。
でも、あまりに高いせいか棚には陳列されておらず、代わりにコロナビールが並べられていた。
缶ビールより安い瓶ビール
さっきのフーダビール(Bia FUDA)が瓶入りだと15,000ドン、約70円になっていた。
なぜか、缶ビールより瓶ビールの方が安くなっている。くどいようだが、ヤフーショッピングなどの日本のネット通販で探すと1本300円以上するので飲んでおいた方がいい。
綺麗なお姉さんのいる店で飲むのでなければ、こういうスーパーマーケットで標準価格で買って来て、部屋や川辺でワイワイ言いながら楽しみ、翌日は観光に集中するのがお勧めの過ごし方だ。
お酒以外に必ず買うもの
スーパーには飲み物もいろいろ揃えてある。
中国系のお茶・コーヒー・紅茶などなど。
ホテルの部屋にはお茶のパックが置いてあるが、1杯きりなので自分用に買っておくのもいい。
また、帰国が近ければスーパーでベトナムコーヒーをお土産に買うのも喜ばれるはずだ。ただし、まだ旅程が残っているなら荷物になるので後回しに。
飲料水は必ず買おう。
水道水は食当たりの危険があるし、ホテルのミネラルウォーターは無意味に高い。
僕は何日か滞在する街では、5Lの大きなボトルと500mlの小さなペットボトルを買って補充しながら使い、最終的には部屋に置いてチェックアウトする。
ベトナムのスーパーでの支払い
高校生か大学生くらいのアルバイト店員さんが多い。購入したい商品をカゴに入れてレジに持って行けば、日本と同じように無言でバーコードリーダーで読み込んで合計金額が表示される。
もしもベトナム語で「お会計は何万ドンです」と言われても、ちょっと聞き取るのが大変なので、こういう所もスーパーは便利だ。
それに、金額の入力間違いの危険もない。
バーコード管理のレジがないような小さなスーパーでは、電卓に打ち込んで計算してくれる。その場合はレジ行く前に、あらかじめ自分でも合計金額を計算しておこう。
高額紙幣の両替も兼ねて
バーコード管理されているようなレジでは、たいてい高額紙幣を出しても大丈夫だ。
最も高い50万ドン(2500円)札は、バスやタクシーではかなり使いにくい。
できれば金額の高いお札は、お釣りをごまかされる心配のない店で使ってしまって、少額紙幣に変えておこう。
旅行中にスーパーで買うもの
ことわざに
旅に出るなら眉毛も抜いて行け
とある。旅行へは余計なものは持たずに行くことが楽しむ秘訣。
日本からはなるだけ荷物を少なくして身軽に海外に飛びたい。旅を100%楽しむためには鞄の中身は最小限にし、ストレスなく移動できるようにするのが鉄則だ。
そのためには、必要なもののうち滞在先で買える物は持って行かず、後で買う。東南アジアではむしろその方が安上がりにもなる。
スーパーでは大抵の身の回り品を購入できる。コンタクト洗浄液、爪切り、お菓子、スマホ充電ケーブル、コンセント変換機、筆記用具、傘などなど…
電源ケーブルも旅先で買う
タコ足付きの延長ケーブルも旅先で買う事が多い。ホテルでPCを使って記事を書きながら、iPadやiPhoneの充電をし、さらに持ち運び用のモバイルバッテリーも充電しながら手元用の照明ライトも使うので、壁際のコンセントでは足りず、机まで電源を引っ張ってくる。
日本からわざわざ飛行機に乗せて持ってくほどの物でもないし、ベトナムやタイのスーパーでは5mくらいの電源ケーブルが500円くらいで買えるから、旅行中に買って使い、荷物になるようならチェックアウトの際に置いて行く。
洗剤と石鹸
そうそう、旅先のスーパーで忘れずに買うものの中に洗剤や石鹸がある。
ホテルのバスルームの石鹸は使いきり用の小さなものが多いが、あまりにもケチだ。数日滞在するなら、大きな石鹸を100円くらいで買って優雅に使おう。そしてこれはチェックアウトの際に部屋に置いていかないで欲しい。
小さくなった石鹸は鞄の隅に入れておいて、寝台列車や長距離バスに乗る際に洗顔用に使う。
実は、これがかなり役に立つ。
飛行機や鉄道などの公共の乗り物には、洗面台があってもハンドソープしかない。顔を洗いたい時などに、小さな石鹸があるととても助かるのである。
海外旅行でのクリーニングが危険な理由
また、粉末タイプの洗剤も重宝する。
例えば、ある街のホテルに滞在するのが1泊のみで、翌日すぐに移動する場合などは部屋で自分で洗濯してしまう方がいい。
ルームサービスのクリーニング代が高いという理由もあるが、返却が間に合わないことがある、というのが最大の理由だ。
翌日の○○時に戻ってくる予定でも、東南アジアの旅では時間通りに帰ってこないことがよくあるからだ。
あまりに戻ってこないため確認すると、ホテルに出入りしているクリーニング屋が衣類を預かったまま休みだった。なんて落ちもあるくらい。
なので、旅先でギリギリのクリーニングの予定を組んではいけない。
時間の余裕がない場合にはホテルの部屋の洗面台で自分で洗って部屋のハンガーで翌朝まで干す。それでも乾かなければドライヤーを借りて乾かす。これが最も確実な方法だ。
石鹸と洗剤、これは必須アイテムとして頭に入れておいて欲しい。
また、東南アジア旅は一年を通して蚊やダニなどの虫に悩まされるので、防虫対策もしたい。
詳しくは海外旅行中は虫除け対策も万全に!蚊やノミなんかの虫が夜中に出ると寝られないぞ!気軽に持ち歩ける殺虫剤を常備しようを、ご覧ください。
現地のスーパーでも殺虫剤は買えるが、たいていはコンセント式か蚊取り線香のように火を使うタイプだ。
それも悪くはないが、フマキラーなど日本の製品が優秀なので持って行くことにしている。
特に、コンセントのない場所でも使えるスプレータイプがコンパクトで軽く、荷物の負担もない。電源のない駅の待合室や屋外の有料トイレなどでも使えるので便利だ。
ただし、ガスが入っていると空港で見つかって危険物と判断されると没収される可能性もあるので購入は慎重に。
ANAのホームページで、機内持ち込み・お預かりできないものの案内があるが、殺虫剤と農薬は量に関わらず機内持ち込みも預け入れもできないと書かれている。
僕の場合は、上の記事でも書いているが「おすだけベープ」を没収覚悟で持ち歩いている。
ちなみにコレには殺虫剤成分とは別にスプレーのためのLPガスが入っているので本来は飛行機の手荷物としての持ち込みも預け入れも出来ないが、これまで空港で困ったことはない。
飛行機に数え切れぬほど搭乗しても、X線検査で一度も引っかかったことがないのは、金属製の缶でなければX線に危険物として写り込まないからだと思う。ただし、あくまでも個人の自己責任で。
むしろ、X線検査では過去にスマホ(iPhone)が壊れてしまったことがあり、こっちのトラブルの方が痛かった。空港のX線検査で精密機械は壊れるの?!腕時計・スマホ・PCは危険?安全?実体験から事実をお話します【海外旅行あるある】
まとめ
話が殺虫剤にそれてしまいましたが、今回はスーパーマーケットを上手に活用して旅を快適に楽しもう!というものでした。
ベトナムの中部地方の古都フエのスーパーの例でお話しましたが、東南アジアには楽しい見どころが盛りだくさんです。
次回のあなたの旅が素晴らしいものになりますように。
またお会いしましょう!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ポリフェノール
あなたのために厳選した3つの記事と動画
今回の記事でご紹介したスーパーの場所です。2か所の地図を載せておきます。まずは、チャンティエン橋を渡ったホテルのある新市街からチャンティエン橋を渡った右側のスーパー。王宮のすぐ近くなので世界遺産観光の前後に立ち寄るにはピッタリです。
そしてこっちは、レロイ通りの前にあるスーパー。こじんまりとした小型店舗ですが必要なものは何でも揃います。なにより、観光客が泊るホテル街のすぐ近くなのでかなり助かります。